農場日記

昨年

久しぶりに日記を更新します。まずは昨年のパプリカ栽培についてですがこれまでに経験した事がないような非常に厳しい結果となってしまいました。一番の原因は連作による青枯病です。対策として行った休耕期の土作りは手間と時間またお金もかけ行ってきましたがどれも青枯病を改善できませんでした。土壌診断では化学性のバランスは良くなってきていましたし土壌の水捌けも改善されていました。施設栽培はいつか必ずくる連作障害との戦いだと地域の先輩農家さんに言われていましたが自分にふりかかってみるとまさにその通りだと思います。薬剤を使った土壌消毒を試し効果なし、土壌還元を試し効果なし、緑肥作物を使ったくん蒸効果なし、様々な青枯病に有効だとうたわれている資材も一切効果なしでした。そんな中、昨年一年間は身体的にもストレスを感じ農業経営の孤独さ、恐さを身をもって知る事が出来ました。おかげさまでまた少しだけ逆境に強くなれた気がします。

photoは昨年の厳しい環境でもなんとか無事育ってくれた強く美しきパプリカです。