栽培環境
微生物を活用した土づくり
11月に入り収穫期間が終了した直後から、来期に向けた土づくりが始まります。
未分解有機物(パプリカ残渣、もみ殻、稲ワラなど)と一時発酵(落ち葉)させた有機物を好嫌気性微生物資材と一緒にすき込みます。
善悪にかかわらず微生物をなるべく殺すことなく多様性を持たせる手法を取り入れております。
すき込む有機物の種類や、好嫌気性微生物もハウスごとに毎年変えて、微生物の偏りが起こらないようにしています。
日本アルプスの雪解け水
日本の屋根とも呼ばれる日本アルプスの雪解け水が、何年もかけて地下深く浸透して松本平に地下水として流れてきます。
松本市は地下水が豊富で、毎日の飲料水としても使われるほどです。
各圃場ごと井戸を掘り地下80メートルから汲み上げ、パプリカにあたえています。
徹底された環境管理
松本市は年間を通じて1日の気温差が激しく、野菜の栽培管理が難しい土地柄です。
パプリカは花が咲いてから果実が完熟するまでの期間が長く、天候状況に非常に敏感で一時も気を抜けない野菜です。
しかしながら、こまめな管理をすることで、逆に大きな気温差は糖を多く蓄えたおいしいパプリカをつくってくれます。